今大会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、和歌山市での開催を中止し、新しい生活様式の下、WEB上で行うこととなりました。
 テーマは「図書館の歩みとこれから-南葵(なんき)から新しい時代へ想いを繋げる-」としました。1世紀前の1921年4月、奈良・和歌山で開催された第16回全国図書館大会で記念講演をおこなったのは、当時日本図書館協会総裁であった紀州徳川家第十五代当主 徳川頼倫(よりみち)侯爵でした。彼は東京麻布の自邸内に近代的な私設図書館を設立、かつて徳川家が治めた南紀と家紋の葵にちなみ、「南葵文庫」と命名しました。また、第十六代当主頼貞は「南葵音楽図書館」を設立、その貴重なコレクションは、いま和歌山県に寄託、公開されています。
 今年は図書館法が制定されて70年目の節目であり、ここ和歌山で、図書館人でもあった紀州徳川二代の事績を振り返りつつ、これまでの歴史を大切にそして新しい時代の図書館へ皆さんの想いを繋げる大会にしたいと考えています。

第106回 全国図書館大会 和歌山大会 実行委員会