~ かいのくにへ ~

       山梨県公共図書館協会会長(山梨県立図書館副館長 河手由美香)

山梨県公共図書館協会会長(山梨県立図書館副館長 河手由美香)

 まずは、第106回全国図書館大会和歌山大会を開催していただきます実行委員会をはじめ大会関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。新型コロナウイルスの感染が収束の気配を見せない中で、オンライン大会開催に向けて御決断いただき、新しい開催形式への御準備をいただきましたことは、長い歴史を誇る本大会の今後の発展に向けて、新たな一歩を刻むことになったとともに、本と情報に関わるすべての人々の思いを途切れさせることなく繋いでいただきました。

 さて、来年は、山梨県の開催になります。本県におきましては平成9年に、「行動する図書館~新しいページを開く図書館活動を」をテーマに第83回の大会を開催しており、全国から2000人を超える方に御来県いただきました。それ以来2回目の開催となります。前回大会からおよそ四半世紀の時が流れ、この間に、社会は大きく変化を遂げました。特に、今回のコロナウイルスの世界的な感染の拡大は、時代を一気に100年進めたとも言われる大きな変化であり、そのような状況下において本県が運営の中心となります第107回大会は、未来に向けての新たな提案を担うことになると考えております。和歌山大会のテーマ「図書館の歩みとこれからー南葵から新しい時代へ想いを繋げるー」を受けまして、図書館を柱とする地域社会活性化に向けての人々の想いを形にし、未来への希望を繋ぐ大会になるよう準備を進めているところでございます。

 山梨の旧国名「甲斐(かい)」の由来は、山と山との狭間を意味する「峡(かひ)」といわれてきましたが、境界の意味を有し結節点の役割を果たした「交ひ(かひ)」という説が有力になっています。山梨大会も、山梨県立図書館を主会場としたオンライン開催を計画しておりますが、「甲斐国=交ひの国」で開催する大会にふさわしく、新たな交流の形が生み出す可能性を求めるものにしたいと考えております。

 山梨県立図書館があります甲府市は、戦国武将、武田信玄の父信虎が、躑躅ケ崎に館を構え開府して以来500年の時を刻む歴史を有し、さらに、来年は、武田信玄公生誕500年という大きな節目を迎えます。先人が築いた絆を次代へ紡ぎ新たな街創りを目指す甲府市において、様々なつながりを生み出すことを一つの使命とする図書館の全国大会を開催しますことは、本が持つ普遍的な価値や伝統を守りながら、本と情報をめぐる新たな文化を織り上げていく好機と考えます。

 1111と本が並んでいる姿を連想させる11月11日を、来年度の大会の開会予定日とさせていただきました。この日は、山梨県立図書館の開館記念日にもあたり、図書館の未来に向けての一歩を踏み出すにふさわしい日であると思っております。山梨大会の関係者総じて素晴らしい大会にするように努力しつつ、多くの方に御参加いただけますことを御期待申し上げております。

 終わりに、重ねて和歌山県の皆様方に心からのお礼を申し上げまして、次年度開催県を代表しての挨拶に代えさせていただきます。

第107回全国図書館大会山梨大会(オンライン大会)

令和3年11月11日(木)-12日(金)

👆大会案内へ(URLhttps://www.lib.pref.yamanashi.jp/zenkokutaikai107/index.html)

 

事務局:山梨県立図書館 かいぶらり

TEL 055-255-1040

FAX 055-255-1042

URL https://www.lib.pref.yamanashi.jp/

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